11月2日(土)~3日(日)にかけて、葉とらずりんごアンバサダーに就任いただいた大田ひとみさんと山角千代美さん、産地見学に応募いただいた3名の組合員、組合員理事4名、職員2名の合計11名で『葉とらずりんご』のふるさと、青森県の津軽産直組合に産地見学に行きました。

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今年の『葉とらずりんご』は…

試食をさせていただくと、甘さと酸味のバランスがよく、果汁たっぷりでおいしいりんごに育っていました。

ただ、「異常気象が続き、先が読めない厳しい状況であったが、なんとか収穫を迎えられた…」と、津軽産直組合の組合長である斉藤篤寿さんがお話しするように、今年の栽培も自然との戦いとなりました。

 

40年ぶりの干ばつと台風を乗り越えて

5月の開花&受粉作業と6月~8月の摘果作業の頃はほとんど雨が降らず、地面はカラカラで雑草も生えない状況でした。地割れが起き、木も弱り、1本の木に1時間の時間をかけて水を散布したほどだったとのことです。9月に雨が降ってなんとかカバーできたようです。

 そして、収穫までもう一息となった10月に台風19号が発生。りんごの落下は1割程度で済みましたが、強風が長時間続いたため、キズ果が多数発生しました。生産者の小林徹哉さんと宮崎尚彦さんの園地では全体の5割がキズ果となりました。また、宮崎さんの園地では根元から折れて倒れた木もありました。

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さまざまな困難がある中ではありますが、「みなさんのところに、一番おいしいものが届くように栽培しています」と生産者のみなさん。本当に一玉一玉大切に育てていらっしゃることがひしひしと伝わってきました。

 

おいしく育ったりんごをおいしく食べる

りんごは生ものです。常温保存しがちですが、おいしい状態を保つために手元に届いてから「冷蔵保存」することがおいしく食べるコツです。野菜室ではなく、冷蔵室で!!生産者のみなさんが手間暇かけておいしく育てたりんごだからこそ、よりおいしい状態で食べたいですよね。

 

新たな『葉とらずりんご』生産者加入!

『葉とらずりんご』の生産者は今まで小林徹哉さん、宮崎尚彦さん、斉藤信一さんの3名でしたが、なんと今年から斉藤康児さんが新たに『葉とらずりんご』づくりに取り組まれています。実はりんご作り15年というキャリアの持ち主。「“美味しい”と言ってもらえるりんごを作りたい」「食べて評価してほしい」と、3名の生産者と同じくりんごへの想いは熱いものがあります。

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今年の『葉とらずりんご』は干ばつと台風を乗り越えた、果汁たっぷりでおいしいりんごです。台風被害にあったキズのある『葉とらずりんご』は12月から「産地応援企画」として企画されます。ぜひ、生産者の想いがいっぱい詰まったりんごを食べることで生応援してください。

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