8月2日(金)、中部エリア会が「40周年企画 みんなで平和について考えよう!」を開催しました。三刀屋町にある「永井隆記念館」を見学後、永井博士が育った「生い立ちの家」に足を運び、最後は下熊谷交流センターで「すいとん」を食べ交流を行いました。

 

今回参加された組合員の中には、「近くに住んでいながら記念館には行った事がなく、博士のこともほとんど知らない。今だからこそ学びたいと思って参加した」という方や、「子どもは小学生の頃に平和学習をしているのに、親の私は何も知らないので、これを機に学びたいと思って参加した」という方もいらっしゃいました。

 

永井隆記念館では、動画で永井博士の生涯や功績について学びました。白血病に侵される中、長崎市に原子爆弾が投下され被爆。重症を負いながらも懸命に救護活動にあたったというお話に胸を打たれました。

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永井隆記念館から車で10分ほど離れた場所にある「生い立ちの家」では、松江で生まれた永井博士が一家でこの地に移り住んだ経緯や幼少期に博士がどのように過ごしていたか、その人柄などをガイドの方にお話しいただきました。

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下熊谷交流センターでは、戦時中、国民の空腹を満たしていたという「すいとん」を食べました。今回食べたすいとんの味は甘い小豆。「当時はきっと小豆や砂糖はぜいたく品で、めったに食べられなかっただろうね」「どんな味付けで食べていたんだろう?お湯かな?」など、当時の食料事情に想いを巡らせました。

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最後に、「永井博士の出身が松江ということも知りませんでしたし、被爆が原因で白血病になったと思っていたので、とても勉強になりました。」「この企画がなければ記念館には来ていなかったと思う。白血病に侵されながらも、自分のことより人のことを考えておられたことが心に残った」「一人ひとりが平和の大切さを心に刻んでいくことが大事だよね」など、参加して感じたことを交流し合いました。

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