10月10日(水)~12日(金)にかけ、職員3名(松江南支所:橘路夫、商品企画チーム:湯原拓也、つながり応援グループ:荒川桃子)が長野県の「サン・くらふとの会」へ農業体験に行ってきました。

生産者が普段行っている作業を体験し、生産者のご苦労やりんごづくりにかける想い、農業の難しさ等をそれぞれが肌で感じました。

園地で「シナノスイート」を収穫させていただき、その場で食べましたが、獲れたてのりんごのおいしさに感激!しました。収穫直後のおいしさは一味違いました。

防鳥対策の糸張りとネット張りを行いました。釣り竿に装着した糸を枝から枝に張り巡らせて鳥の侵入を防いでいます。何も対策しなければ1つの木で約1箱分(約3kg)くらいは被害に遭ってしまうそうです。

「葉摘み」は色づき(赤くするため)もありますが、りんごが元気に育つためにも必要不可欠です。木・枝・葉・りんごを見て考えたうえで葉を取ることの難しさを知りました。

参加した感想

ある生産者の方が「紅玉はアップルパイやジャムを作るにはすごくいいりんごです。けれども虫に弱く、小さい。加工して使うため高い値段を付けられない。だから紅玉を作るのをみんな辞めていく。でも、紅玉を使ったアップルパイは本当にうまいんだ!」と目を輝かせて話してくださいました。生産者のみなさんがりんごをつくっていらっしゃるときの気持ちを忘れずに、丁寧に商品をお届けしたいと思います。 松江南支所 橘路夫

 

「サン・くらふとの会」では現在、しが・やまぐち・しまねとの取引があるそうですが、生産者の方がご自分で全て検品し袋詰め、箱詰めまでを行うそうです。昨日は深夜まで出荷準備をしていたと聞きました。選別・パック詰めをする専門の方が別にいるかと思っていましたが、出荷するまで全ての工程において生産者の手がかかっていることを知りました。より多くの組合員に商品利用を通じて産地を知っていただけるように今後も努力してきます。
商品企画チーム 湯原拓也

 

防鳥ネットや糸張りをさせていただき、普段のりんごの手入れに加えて、裏ではこのような地道な作業をしておられることを知り、りんご1つ作るのにも色々な工夫や手間がかかっていることを知りました。「葉摘み」はとにかく地道で先の見えない作業でした。また、生産者さんのお話で「今年の台風21号はとにかく風が強く、夜はずっと『明日は園地へ行ったら全部だめになっているだろうな。今年はもう終わりかな』と思っていたくらいだった。」と話しておられたのが印象的でした。台風や大雨など、天候に左右されやすい農業の大変さをあらためて感じました。

つながり応援グループ 荒川桃子