10月15日(月)~10月19日(金)にかけ、2名の職員(出雲支所:市原大智 浜田支所:石原奈津輝)が『葉とらずりんご』と『赤石さんの土付きごぼう』でおなじみの津軽産直組合で農業体験を行いました。

『葉とらずりんご』の農園

今年は夏から秋にかけて気温が高かったため、実が比較的に大きいとのこと。しかし、台風の影響で実の落果は1割程度だったものの、長時間風が吹いたことによってキズが多くついてしまったと、生産者からお話がありました。

『葉とらずりんご』の生産者は小林徹哉さん、宮崎尚彦さん、斉藤信一さんの3名。それぞれが切磋琢磨しながらおいしいりんごづくりに励んでいます。生産者から「リピーターを増やすために一番大切なことは『味』。味を良くするためには良い土壌を作ること。そして、健康な木、葉を作ること。すると自然と農薬は減ってくる」とお聞きしました。また、市販とは違い、3名とも生産者として名前と顔を出しているので、常に心配や不安があるとのことでしたが、おいしいりんごを作っているという自信を感じることができました。

『赤石さんの土付きごぼう』の赤石農園

赤石農園では、収穫体験をさせていただきました。トラクターでごぼうを掘り出し、袋に入れてトラックに積むという作業を行いました。かなり力のいる作業をひたすら繰り返し、作物を育てるということは、いかに根気強く向きかうかが大切かを実感しました。

ごぼうづくりは土壌づくりから始まり、収穫までに害虫・雑草・天候など、困り事がたくさんあります。特に天候については、寒暖差がなければ発育不足になったり、大雨が降ると水が土の中に溜まり続け、ごぼうの根が腐ったりするとのことです。天候に左右される作物づくりのご苦労をあらためて感じました。

農業体験を通して...

りんご・ごぼうの生産者の方々の想いは同じなんだと感じました。みなさん「安心・安全はもちろんですが、とにかく毎年おいしいものを作って、組合員さんに食べてもらいたい。そして、おいしい!と言ってもらえることが一番うれしく、やりがいを実感できる」と言っておられました。このことがどうでもよくなったら、おいしいものは作れないし、自分たちも農業をやめるとも言っておられました。このように強い気持ちを持って作っておられることを知ることができたので、組合員さんへも伝えていきたいと思いました。(市原 大智)

一番印象に残っていることは、「組合員さんに一番伝えたいことは何ですか?」と『葉とらずりんご』の生産者さん3名に聞いたところ、「とにかくおいしいりんごをつくるために努力しています」と言われたことです。自分たちも組合員さんに「おいしかったよ」と喜んでもらいたいという想いがあるので、目指すところは一緒なんだと共感することができました。生産者さんは「おいしい」の一言が一番うれしいと言っておられたので、『葉とらずりんご』をお届けする際に、組合員さんにメッセージを書いていただくよう伝えたいと思います。(石原 奈津輝)