私たちの出発点
人には「困ったな、手助けしてほしいな」と思うときや「こんなことができるといいなあ...」と思うことがあります。一方で困っている人を見たら「助けてあげたい」と思う気持ちもあります。
そこで、私たちは、双方の願いや気持ちをつなぎ、お互いに支えあうしくみがほしいと考えました。
2002年、出雲に住む生協しまね組合員有志が集まり、何度も話し合いを重ね「私たちの住んでいるところに、そのしくみがほしい!」と、最初の『おたがいさま』がスタートしました。現在では、県内に6つ、“地域の誰でも利用できるしくみ”として広がりつつあります。
「おたがいさま」が目指すこと
- 困ったな、こうなったらいいなと思う人と、誰かの役に立ちたいという人をつなぎ、その人らしく生きることを大切にします。
- つながって交わることから生まれる、温かさ、安心、元気、自分らしさ、仲間と創る楽しさを大切にし、共に生きる社会をめざし、より安心して住むことができる地域社会をめざします。
「おたがいさま」の考え方
- 手助けをしてほしいことは、その人自身が決めます。
- できる時にできる範囲で応援します。
- コーディネーターは、両者の想いを共感的に受け止めつなぎます。
そして、関わる一人ひとりが「私ならどうするか、どうありたいか・・・」を出し合い、すり合わせることを基本に捉えます。このように、一人ひとりの私(当事者性)を大切にしながらより良い運営や活動を進めます。